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LM Studioをインストールした。
ローカルLLMを自分のPCで動かせることも分かった。
しかし、次に出てくるのがこの問題です。
「結局、どのAIモデルを入れればいいの?」
LM Studioのモデル検索画面を開くと、
など大量のモデルが表示されます。
さらに、
3B
4B
8B
20B
Q4
Q8
といった数字まで並びます。
初めて見ると、
「もうChatGPTでいいんじゃない?」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、ローカルLLMの面白さは、
自分のPCと目的に合わせて“AIの頭脳”そのものを交換できること
にあります。
2026年現在、個人PCでも試しやすいオープンウェイトモデルはかなり増えています。
GoogleはGemma 4をモバイルからPCまで想定したモデルとして公開し、Qwen3には0.6B~32Bの複数サイズ、Mistral 3には3B・8B・14Bの小型モデルがあります。MicrosoftもPhiシリーズをオンデバイス向けに展開しており、OpenAIにもローカル実行を想定したgpt-ossがあります。
今回は、
「ローカルLLMを初めて触る人が、最初に試すなら何がいい?」
という視点に絞り、5つ選びました。
先に結論です。
| モデル | 特徴 | おすすめ用途 | 初心者おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| Qwen3 4B | 日本語・軽さ・性能のバランス | チャット、文章、RAG | ★★★★★ |
| Gemma 4 E2B | 軽量+画像・音声対応 | 初体験、画像、文書 | ★★★★★ |
| Phi-4-mini | 3.8Bの軽量モデル | 文章、コード、Windows | ★★★★☆ |
| Ministral 3 3B | 小型マルチモーダル | 画像、文章、AI実験 | ★★★★☆ |
| gpt-oss-20b | ローカル推論・Reasoning | 推論、コード、RAG | ★★★☆☆ |
AI Motion Labとして、最初の1モデルだけ選ぶならQwen3 4B。
「できるだけ軽く動かしてみたい」なら、
Gemma 4 E2B
をおすすめします。
そしてローカルLLMに慣れて、
「もっと考えさせたい」
と思ったら、
gpt-oss-20b
へ進む。
この順番が分かりやすいでしょう。
AIモデルって、ChatGPTみたいに一つ選べばずっとそれを使うんじゃないの?
ローカルLLMでは何個も入れていい。軽いモデル、文章用、推論用みたいに役割を分けられるのが面白いところ
LM Studioをインストールしただけでは、AIモデルそのものを入れたことにはなりません。
簡単に言うと、
AIを動かすためのアプリ
実際に文章を考えるAIモデル
です。
ゲームで例えるなら、
LM Studio=ゲーム機
AIモデル=ゲームソフト
のような関係です。
Qwenを読み込む。
↓
Gemmaへ変更。
↓
gpt-ossへ変更。
と、同じPCの中でAIそのものを交換できます。
Qwen公式もローカル利用環境としてLM Studio、Ollama、llama.cppなどを挙げています。
AIモデル名には、
などの数字があります。
Bは、
Billion(10億)
です。
例えば、
おおよそ40億パラメータ級。
おおよそ80億パラメータ級。
です。
基本的にはモデルが大きくなると、
などで有利になりやすい反面、
も必要になります。
ただし、
数字が大きければ必ず賢い
わけではありません。
モデルの世代や学習方法、MoEなどの構造によっても大きく変わります。
例えばgpt-oss-20bは合計約21Bパラメータですが、MoE方式によって1トークンあたり約3.6Bパラメータをアクティブにする設計です。
モデル検索をすると、
Q4_K_M
Q5
Q8
などが表示されることがあります。
これは主に、
量子化(Quantization)
されたモデルです。
非常に簡単に言うと、
AIモデルを軽くして、普通のPCでも動かしやすくする
方法です。
比較的情報量が多い
↓
重い
より軽量
↓
RAM・VRAMを抑えやすい
というイメージです。
初心者なら、
まずQ4系の軽量版
から試す方法があります。
最初から最高精度を狙うより、
ストレスなく動くモデルを選ぶ方が重要
です。
最初のおすすめは、
です。
Qwen3には、
という複数のDenseモデルがあり、Apache 2.0ライセンスで公開されています。4Bモデルの標準コンテキスト長は32Kです。
さらにQwen3は、
119言語・方言
に対応し、その中には日本語も明記されています。
日本人がローカルLLMを初めて触るなら、これは大きなポイントです。
一番大きいのは、
サイズと能力のバランス
です。
0.6Bでは軽い反面、
「もう少しちゃんと答えてほしい」
と感じることがあります。
8Bになると性能面では余裕が出やすい一方、PC負荷も上がります。
その中間にある4Bは、
ローカルLLMってこんなに普通に使えるんだ
と体験しやすいサイズです。
Qwen公式はQwen3について、
Thinking Mode
と、
Non-Thinking Mode
の2種類を持つハイブリッド構成も特徴として挙げています。複雑な問題では考えさせ、簡単な質問では素早く回答させる設計です。
この企画の弱点を5つ教えて。
この文章を初心者向けに直して。
この文章を200文字にまとめて。
検索したPDFの内容を整理する。
簡単なコードの説明や修正。
いろいろ試せます。
★★★★★
迷ったら、まずこれを入れてみる。
かなり分かりやすい選択です。
“軽すぎて使えない”と“大きすぎて重い”の間。最初の基準モデルとして4Bクラスはかなり面白い
次におすすめしたいのが、
です。
GemmaはGoogle DeepMindのオープンモデルです。
2026年のGemma 4には、
の5サイズがあります。
その中でE2Bは、
2.3B effective parameters
という小型モデル。
GoogleはE2BやE4Bを、モバイルやノートPCで効率的にローカル実行することを想定したモデルとして位置づけています。
小さいだけではありません。
Gemma 4 E2Bは、
を入力できます。
さらにGemma 4全体では140以上の言語で事前学習され、35以上の言語を標準サポートするとGoogleは説明しています。
つまり、
小さなチャットAI
だけではなく、
小さなマルチモーダルAI
として遊べます。
例えば画像を見せて、
この画面には何が表示されていますか?
あるいは、
このグラフについて説明して。
という実験ができます。
GoogleはGemma 4の画像理解用途として、文書・PDF解析、UI理解、グラフ、OCRなども挙げています。
ローカルLLM初心者にとって、
自分のPCだけで画像まで理解する
という体験はかなり面白いでしょう。
★★★★★
Qwen3 4Bと並んで、
最初の1モデル候補
です。
これは目的で選びます。
Qwen3 4B
Gemma 4 E2B
Gemma 4 E2B
Qwen3 4B
というイメージです。
どちらか一つで悩むなら、
両方入れて同じ質問をする
のもおすすめです。
ローカルLLMはモデルを1個に決める必要がありません。
3つ目はMicrosoftの、
です。
Phi-4-miniは約3.8Bパラメータの小型モデル。
Microsoftは、
などを特徴として挙げています。
さらにPhiモデルはHugging Faceだけでなく、Ollamaからも利用できます。
PhiはMicrosoftが、
クラウド接続を必須とせずデバイス上へAIを実装する
用途も想定しているSmall Language Modelシリーズです。
そのため、
などで試す候補になります。
Microsoft自身もPhi-4-miniを、軽量で学習・実験に向いたモデルとしてローカル実行するチュートリアルを公開しています。
注意点もあります。
MicrosoftはPhiについて、元々は英語を中心に最適化され、その後のモデルで20以上の言語へ対応を拡大したと説明しています。
そのため日本語中心で使いたい初心者なら、
まずQwen3を試す
方が分かりやすいと思います。
一方、
同じ3~4Bサイズでメーカーが違うと回答はどのくらい変わる?
という比較には非常に面白いモデルです。
★★★★☆
最初の1個というより、
2~3個目に入れて比較したいモデル
です。
4つ目は、
です。
Mistral AIはMistral 3シリーズとして、
のMinistralモデルを公開しています。
それぞれ、
があり、すべてApache 2.0ライセンス。
さらに画像理解に対応しています。
MistralはMinistral 3を、
Edge・Local用途向け
のモデルとして位置づけています。
Ministral 3 3Bは、小さいモデルながら、
テキスト+画像
を扱えます。
さらにMistral 3シリーズは40以上の言語を扱うマルチリンガルモデルです。
例えば、
などを試せます。
Gemma 4 E2B。
Ministral 3 3B。
どちらも、
小型+マルチモーダル
です。
同じ画像を見せて、
「この画像について説明して」
と質問。
回答速度。
説明の細かさ。
日本語。
メモリ使用量。
を比べる。
これだけでもローカルAIのいい勉強になります。
★★★★☆
最後は、
です。
これは最初の4つよりかなり大きいモデルです。
OpenAIが公開したオープンウェイトのReasoningモデルで、Apache 2.0ライセンスで提供されています。
合計約21Bパラメータですが、MoE方式により1トークンあたり約3.6Bパラメータをアクティブにします。
OpenAIはgpt-oss-20bについて、
16GBメモリを搭載したEdgeデバイスでも動作可能
と説明しています。モデル自体もMXFP4で量子化されており、LM StudioやOllamaなど主要なローカル推論環境への対応が案内されています。
理由は単純です。
もっと軽いモデルがあるから。
最初から、
まで触らなくても、ローカルLLMの面白さは十分体験できます。
まずQwen3 4BやGemma 4 E2Bを使う。
そのあと、
「もう少し難しい質問をしたい」
「コードや推論を試したい」
と思ったらgpt-oss-20bへ。
この順番がおすすめです。
OpenAIはgpt-ossを、
オープンウェイトのReasoningモデル
として公開しています。
さらに、
などにも対応します。
ローカルLLMを、
単なるチャット
から、
自分専用のAIシステム
へ発展させたい場合には面白いモデルです。
OpenAIはgpt-ossの事前学習データについて、主に英語のテキストデータを中心としていたと説明しています。
そのため、
日本語文章を最優先するならQwen3
ReasoningやTool Useを試したいならgpt-oss
という使い分けが分かりやすいでしょう。
まで進みたい。
★★★☆☆:完全初心者
★★★★★:2台目以降
です。
| モデル | サイズ感 | 日本語 | 画像 | 特徴 |
| Qwen3 4B | 軽~中 | ◎ | ― | バランス |
| Gemma 4 E2B | 軽い | ○ | ○ | 軽量マルチモーダル |
| Phi-4-mini | 軽~中 | ○ | ― | Windows・コード |
| Ministral 3 3B | 軽い | ○ | ○ | Edge・画像 |
| gpt-oss-20b | 重め | △~○ | ― | Reasoning |
※「日本語」評価は公式ベンチマーク順位ではなく、公式の多言語対応情報とモデル特性をもとにしたAI Motion Labの初心者向け目安です。実際の回答品質は量子化、プロンプト、実行環境などでも変わります。
PC性能にあまり余裕がないなら、
Gemma 4 E2B
Ministral 3 3B
です。
GoogleはGemma 4のE2B・E4BをモバイルやノートPCでのオンデバイス実行向けとして設計しており、MistralもMinistral 3をEdge・Local用途として公開しています。
を最初に試したいです。
Qwen3は119言語・方言に対応し、日本語も公式の対応言語一覧へ含まれています。
例えば、
など、普通の日本語用途から始めやすいモデルです。
候補は、
または、
です。
どちらも小型クラスながら画像入力に対応しています。Gemma 4 E2Bはさらに音声入力もサポートしています。
「ローカルLLM=文字だけ」
ではありません。
2026年は、
個人PCでマルチモーダルAIを動かす
ところまでかなり身近になっています。
最初の回答モデルとして、
が扱いやすいでしょう。
ただしRAGでは、
回答するモデル
と、
資料を検索するEmbeddingモデル
を分けます。
例えば、
Qwen3-Embedding
Qwen3 4B
という構成が可能です。
Qwen3-Embeddingシリーズは0.6B~8Bまでのサイズで、EmbeddingとReranking用モデルが公開されています。
これまで紹介してきた、
自分のPDFを検索するローカルRAG
にもつなげやすい構成です。
モデル一覧を見ると、
30B。
70B。
120B。
などの巨大モデルがあります。
もちろん興味は出ます。
しかし最初から必要ありません。
例えばモデルを動かして、
返事が遅い。
メモリ不足。
PCが重い。
となったら、ローカルLLMを使わなくなります。
初心者は、
小さいモデルを高速に動かす
方が楽しいです。
これはかなり重要です。
例えば、
ものすごく賢い。
でも1回答が遅い。
少し能力は低い。
でもすぐ返答。
普通の会社員が毎日、
に使うなら、
モデルBの方が便利
なこともあります。
一番賢いモデルを選ぶ記事じゃないんだね
そう。“自分のPCで気持ちよく使えるモデル”を探す記事。ローカルLLMではそこがすごく大事
私ならこうします。
日本語で普通に会話する。
↓
軽さと画像を試す。
↓
同じ画像・質問で比較。
↓
Microsoftの小型AIを比較。
↓
Reasoningへ進む。
これをすると、
モデルサイズやメーカーによってAIの回答がどう違うのか
がかなり見えてきます。
例えば、
「40代会社員がローカルLLMを使うメリットを5つ教えて」
と全モデルへ聞きます。
比較するのは、
です。
これだけで、
ローカルLLMの実験記事
にもできます。
AI Motion Labとしては、むしろこういった実測記事を今後やりたいところです。
ここまで5つ紹介しましたが、
「1個だけ言って」
なら、
です。
理由は、
というバランスです。
一方、
PCに自信がない。
なら、
から始めます。
| 目的 | おすすめ |
| 最初の1モデル | Qwen3 4B |
| 軽さ最優先 | Gemma 4 E2B |
| 日本語 | Qwen3 4B |
| 画像 | Gemma 4 E2B / Ministral 3 3B |
| Windowsで実験 | Phi-4-mini |
| RAG | Qwen3 4B |
| Reasoning | gpt-oss-20b |
| AIモデル比較 | 5つ全部 |
ローカルLLMのモデル選びを見ると、
どうしても、
「一番賢いモデルはどれ?」
を探したくなります。
しかし初心者が最初に考えるべきなのは、
自分のPCで快適に動くか
です。
2026年なら、
Qwen3 4B
Gemma 4 E2B
Phi-4-mini
Ministral 3 3B
gpt-oss-20b
という5つから始めると分かりやすいでしょう。各モデルは現在、公式にオープン/オープンウェイトモデルとして配布され、ローカルまたはEdgeでの利用を想定しています。
最初から大きいモデルを入れる必要はないんだね
まず4B前後を1個動かす。それで物足りなくなったら8B、20Bへ。ローカルLLMはその成長過程も面白い
LM Studioを開く。
モデルを一つ選ぶ。
ダウンロードする。
日本語で質問する。
Wi-Fiを切る。
それだけで最初の一歩は完了です。
その後、
モデルを比べる。
↓
PDFを読ませる。
↓
RAGを作る。
↓
自分専用AIにする。
と進めていけばいい。
最初から「最強のAI」を作る必要はありません。
自分のPCで余裕を持って動く、小さなAIを1つ持つ。
そこから始めるのが、ローカルLLMを長く楽しむ一番いい方法だと思います。










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AI Motion Lab編集部のローカルLLM・技術担当。Ollama、LM Studio、llama.cpp、ComfyUIなど、自宅のパソコンでAIを動かす方法を解説します。プライバシー、必要なPC性能、導入手順まで実践的に検証します。















